はじめに:馬券を当てても、勝ち続けられない理由
「的中したのに、なんでお金が増えないんだろう…」
最終レースが終わった後、そんな後悔をしたことありませんか?
特にある程度競馬について詳しくなった中級者にとって、「当たってるのに資金が増えない」「むしろマイナスになっている(ガミっている)」というのは、非常にありがちな悩み。これはつまり、「当てること」と「勝つこと」が一致していない状態です。
競馬はギャンブルではありますが、感覚だけで勝ち続けるのは難しいもの。そこには、ある程度の理屈と戦略が必要になります。
この記事では、競馬初心者〜中級者に向けて、安定して勝てる馬券の買い方をわかりやすく解説します。
「競馬で勝てるようになりたい」「今までの買い方を見直したい」という方にとって、ヒントになる内容が詰まっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ多くの人が競馬で勝てないのか?〜よくある失敗パターン〜
まず、なぜ競馬を長くやっていても勝てない人が多いのか。
その理由は、間違った買い方を続けていることにあります。
たとえば以下のような例がよくあります。
「当てたい欲」による無理な買い目
馬券がハズレることを恐れて「とにかく当たりそうな組み合わせ」を買ってしまう。
結果、点数が増えすぎてしまい、当たってもトリガミ(払戻金が購入金額を下回る)になりがちです。特に人気馬を中心に買ってしまう人、ボックス買いをしてしまう人にありがちです。
高配当狙いで買い目が多すぎる。ハズレの連続に耐えられない。
三連単・三連複などで、40点、50点と買い目を増やしてしまう。
的中すれば大きいですが、確率的に非常に難しく、資金が長持ちしません。
つまり的中率とその払い戻しのバランスが取れていない状態な上に、もし理論上回収率が100を超えていたとしても(それが必ず実現するとしても)、一般人の資金力では回収する前に資金がショートしてしまう可能性があるのです。
例えば回収率120あるという人の馬券術が、「1レースにつき3連単を100点ずつ買えば、10回に1回は1200倍の払い戻しが得られる」だった場合、1回目で当たれば回収率1200=1点100円で買っていれば11万円のプラスでウハウハです。
しかし9回連続でハズれた場合は当然回収率0で9万円のマイナス。ここまでハズれると大抵の人はもう予算オーバーなのではないでしょうか。仮にまだ予算があったとしても、確信をもっていたはずの回収率120の馬券術を信じられなくなるのが人の性。10レース目に余計な馬券を買ってドツボにハマるというのもありがちなパターンです。
負けすぎて考えることを放棄してしまう
「前走強かったから」「好きな騎手だから」といった直感だけに頼った買い方では、長期的な安定は望めません。
特にハズレが続いた後や一発逆転を狙う状況での最終レースでは「馬名にピンときた」「パドックで馬と目が合った」など、思考の努力を放棄して運に任せるような行為に走りがちです。しかも一発逆転するために、きちんと予想したレースよりも大きい金額で。
これらに共通するのは、「的中はするかもしれないが、回収率が低く再現性が低い」という点です。
競馬で重要なのは、トータルで見て資金が増えていくこと。そのためには、的中率と回収率のバランスを理解し、再現性のある戦略に基づいた買い方をする必要があります。
ちなみにこういう状況になってしまった時一番いい方法は、馬券を買わないことです。
(当然こんな状況にならないようなメンタルセットで競馬に臨むべきですが)

回収率を上げるカギは『馬券の種類』にあり
競馬にはさまざまな馬券の種類があります。
それぞれにリスクとリターンの特徴があり、どれを選ぶかによって、勝率・的中率・回収率が大きく変わってきます。
代表的な馬券の特徴を簡単に整理してみましょう:
馬券の種類 | 的中難易度 | 配当 | 初心者向きか |
---|---|---|---|
単勝 | 中 | 中〜高 | ○ |
複勝 | 低 | 低〜中 | ◎ |
ワイド | 低〜中 | 中 | ◎ |
馬連 | 中 | 中〜高 | △ |
三連複 | 高 | 高 | × |
三連単 | 非常に高 | 非常に高 | × |
特に初心者や中級者が狙うべきは、複勝・ワイドです。(それがコンスタントに当たるようになったら単勝にステップアップ)
複勝は、3着以内に入れば的中なので、非常に当てやすい馬券。
ワイドは2頭が3着以内に入ればOKなので、ある程度リスクを抑えつつ配当も狙えます。
一方、三連単や三連複は、一発の配当は大きいものの、的中率が極端に低く、買い目が多くなりがち。このタイプの馬券をメインにするには十分な予想力と資金力、それにハズレが続いても自分の予想と回収率の収束を信じ続けられる強力なメンタルが必要です。そうでないほとんどの人は短期的どころか長期的でもマイナスになります。
「自分はどのレベルの馬券に挑戦すべきか」をしっかり理解し、自分の実力と資金管理に合った買い方を選ぶことが重要です。
勝ち組が実践する、最も安定して勝てる馬券の買い方とは?
では、具体的に「安定して勝てる」買い方とは、どのようなものでしょうか。
結論から言えば、
「複勝」1点勝負
これがもっとも再現性が高く、安定して回収率を保てる方法です。
なぜこの買い方が良いのか?
- 点数が少ない。無駄になる馬券を買わずに済む。
- 他券種より的中率が高く、的中によってメンタルが安定する。
- データ分析や展開予想に集中できる(期待値とオッズの兼ね合いを踏まえた馬券検討をしなくて済む)
的中率が高いため、資金の増減がゆるやかになり、ギャンブル的な感情の波に振り回されにくくなるというメリットもあります。
単勝の的中率は約5.5%、複勝の的中率は約16.6%。これは当然ですが券種別馬券的中率のナンバー1と2です。ギャンブルにおいて、メンタルの安定は非常に大きな武器です。何度も言う通り負けが続いた状態だと、ほとんどの人がいわゆるコンコルド効果やブレークイーブン効果と呼ばれる心理状態に陥ります。それでいて感覚的で雑な買い方になってしまっては「負け組」のギャンブルとしか言いようがありません。
【コンコルド効果】
・投資した資源が返ってくる見込みが低いにもかかわらず、過去の損失を取り戻そうとする心理
・「次は当たるかも」という淡い期待にやめることができない
・客観的なデータからは中止すべきと思われる計画でも、これまでに失った金銭的、時間的な損失よりも利益を手に入れられる可能性に固執する
【ブレークイーブン効果】
・損失が生じた時、その損失分を取り戻そうとして、普段よりも積極的にリスクのある判断や行動をする心理的状態
・損得ゼロの状態に戻そうとする心理的バイアス
おわりに:競馬で勝ちたいなら「回収率」だけでなく「的中率」にもこだわろう
競馬は、ただ的中させるだけでは勝てません。
回収率という視点を持ち、いかにムダな馬券を減らすか、いかに資金を効率よく使うかが、長期的にプラスへとつながります。
そして回収率だけ追っていても、ハズレが続くとメンタルが壊れ、お金を捨てるがごとき行為に走ってしまいがちです。なので的中率にも十分にこだわる必要があります。
本記事で紹介した複勝1点勝負は、誰でも実践できて、しかもメンタルを保ちやすい買い方です。ぜひ次回のレースから、「買い方」を見直してみてください。
そもそも複勝1点勝負で十分的中できないようなら、他のもっと難しい券種で稼げるようにはなりません。そういう意味では、複勝1点勝負は予想力をつけるためにも効果的な馬券なのです。
ちなみに私の勝負馬券も複勝です。
複勝のオッズは低いと言われがちですが、まずは当てグセをつけて予想力を高めましょう。
それに毎週馬券が的中すると、やっぱり競馬が楽しくなりますからね!競馬をやるからには楽しまなくては意味がありません!
あなたの競馬が、もっと楽しく、そして強くなるきっかけになりますように。